石柱

道に多種多様な石が立っている。旧世代の文字シンボルが彫り込まれた石柱や、何者でも無い物を象ったスタチュー、もはや原型をとどめない砂嵐。もしかすると、これらは、忘れられた世代に向けての記録なのかもしれない。

道を進む毎に、完成する事無く打ち捨てられた石柱が増えていく。熟成させる時間すら無くなった、加速時代の産物だろう。原石が露出しているその姿には、ある種の哀愁すら感じられる。

道の終点には、原石の塊が鎮座していた。加工という名の処刑を待つ囚人に、私は祈りを捧げる事しかできなかった。

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